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心に残る本50選【女のいない男たち】〜独身の貴方へ〜

女のいない男たち (文春文庫)

 

 

「女のいない男たち」の目次

I. こんな人におすすめ

現在独身の方、これから結婚を考えている方へ

II. 作者

村上春樹

 

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。

 

1979年、『風の歌を聴け』でデビューで、群像新人文学賞受賞。

主著に『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

ねじまき鳥クロニクル』、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、

スプートニクの恋人』『アフターダーク』など。

III. あらすじ

booklog.jp

舞台俳優・家福をさいなみ続ける亡き妻の記憶。彼女はなぜあの男と関係したのかを追う「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督・脚本の映画「ドライブ・マイ・カー」原作)妻に去られた男は会社を辞めバーを始めたが、ある時を境に店を怪しい気配が包み謎に追いかけられる「木野」。封印されていた記憶の数々を解くには今しかない。見慣れたはずのこの世界に潜む秘密を探る6つの物語。村上春樹の最新短篇集。

IV. 読破後の気持ち

 

大人の話です。

元から独り身の人。
急遽独り身なった人。
計って独り身の人。

それぞれ女のいない男達の話。

皆共通して、切なく羨ましく思えない展開なのは、
結婚に幸せがあるということなのか。。。

それとも、独身の苦悩の教科書的な位置付けか。
独身の比率が増加の一途を辿る現代において、

養育費、結婚資金、同棲生活などデメリットを挙げて、敬遠しがちな風潮ではあるが、
その風潮に対してそれぞれの男たちがどう考え、どう咀嚼しているかが絶好の見どころである。

結婚と独身の捉え方の、一案としてとても不気味かつ興味深い内容であることは間違いない。