「あの子は貴族」の目次
I. こんな人におすすめ
リアルな映画を見たい貴方へ
II. 監督
岨手由貴子
脚本:岨手由貴子
III. あらすじ
都会の異なる環境を生きる2人の女性が、恋愛や結婚だけではない人生を切り拓く姿を描くシスターフッドムービーの新境地とも言える作品が誕生した。監督は初のオリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で、新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子。原作は、映像業界が最も注目する山内マリコによる同名小説。主人公の箱入り娘・華子には、本年度NHK大河ドラマ「麒麟がくる」でヒロインを好演中の門脇麦。地方から上京し、自力で生きる美紀役に、女優、モデル、デザイナーと多彩に活躍する水原希子。奇しくも二人を繋ぐことになる、弁護士・幸一郎役に高良健吾ほか、石橋静河、山下リオと、若手実力派俳優が集結した。20代後半から30代にかけて息苦しさを抱える女性たちが、軽やかに変化していく姿を、最後の青春譚として静かに紡いでゆく。
IV. 鑑賞後の気持ち
何も起きない映画。
だからこそリアル。
そこに救いはないし、運命的な出来事もない
画中の結果的な出会いを視聴者(私たち)は、
運命として捉え現実離の映画の話として敬遠するが、
私たちの連続する人生の出来事の中でもそれらは起きていて、気付くかどうかの差である。
本映画は一言で言えば「退屈」
ただそこにリアルが潜んでいて、妙に印象に残る映画となっている。